【概要】 本セッションでは、これまで行ってきたイメージトレーニング研究と近年のイメージトレーニングに関する研究の紹介も含め、研究から実践への応用について考えてもらいます。イメージを利用した介入はパフォーマンスや心理的スキル、リハビリテーションへの取り組みを強化するための心理技法として確立され(Simonsmeier et al., 2020)、いくつかのレビューによってその有効性が示されています(Feltz and Landers, 1983;Driskell et al., 1994;Simonsmeier et al., 2020;Toth et al., 2020)。私は「イメージトレーニングをどのように競技に最適化させるか」というリサーチクエスチョンのもと研究を進めてきました。私が研究を進めていく中で得られた実践に応用できる学びなどを紹介し、参加される皆様にはご自身の研究領域における研究と実践の関わりについて考えてもらう機会を提供できればと考えています。また、本セッションでは同じ領域の研究を進めている学生・院生との積極的な意見交換の場を設けるため、参加される皆様に自らの研究を進めるうえでの新たな気づきを得てもらい、有意義な時間になることをねらいとしています。